事例紹介

Case

採用力と社員満足の向上

有限会社片上工務店は、総合病院や大型商業施設など一般建築も施工しますが 、インフラ整備や化学プラントなど「工場の足場」に特化して事業を展開。受け身の足場会社ではなく「足場コンサルタント」として工事全体のスムーズな進行を強力にサポート。

01.

MOVIE

前回に続き、二度目の取材に応じてくれた片上工務店。
ユニフォームを一新して3年経った今、改めてオーダーユニフォームについて語る。

02.

INTERVIEW

「最初の取っ掛かりは、社員に対して、もっと自分たちの『かっこよさ』に気づいてほしいという想いでした。」
有限会社片上工務店の代表取締役 片上博登氏は、そう当時を振り返る。

「やっぱりこの業界って、すごく素晴らしい仕事をしているのですが、それを本人たちが自覚していないということが多くて。
自分たちがいかにすごいことをしているかをもっと周囲に知ってもらいたい、私たちの業界の魅力をもっと拡散したいと思ったときに、『カッコいい』という切り口で打ち出したいと思いました。
そうして会社の認知度を上げて会社名を覚えてもらい、技術力の高さも知ってもらうことで、社員や協力会社の自信に繋がればいいなと。」

片上工務店のユニフォームは、コーポ―レートカラーにアレンジを加えたグリーンが美しく反映されている。汚れが目立ちにくく、ストレッチが効いており、高所でもストレスなく動ける柔軟性がある。

ハーネス着用時でも使用可能な縦ファスナーの胸ポケットや、夏場の熱中症や日焼け対策として襟を立てて固定できるようワイヤーを入れるなど、現場のリアルな声が採用された唯一無二のデザインとなっている。

ブルゾン、ポロシャツ、空調服などラインナップも豊富に揃え、聳え立つ足場を背に、同じユニフォームに身を包んだ社員が並ぶ姿は圧巻である。

「日本で一番多い楔形や枠組み足場というのは、簡単でボリュームをこなせるんですよね。一方、工場の中ではそういったユニット式のものは使えない場合が多いので、片上工務店では単管を一本一本組み上げていくんです。規格ものと比べて組むのが難しく技術が必要なのですが、そうした難易度が高く「職人」と呼ばれる技術の必要な場所を、私たちは生業にしています。そういった難易度の高い、誰もできないような工場の中で、きちんと技術を磨いてお客さんに応えていこうという方針でやっています。」

強度計算や足場の設計、その資材調達も含め一貫して『高度な仕事』をこなしていく片上工務店。
それが一番の差別化なんじゃないか、と片上博登氏は語る。

「今は本当に多くの会社さんがユニフォーム刷新に取り組まれていると思います。その中で、やっぱりみなさん口を揃えていうのが『デザインはカッコいいけど動きにくい』ですね。私たちからすると、そうなってしまうのは本末転倒で。まずは、職人さんが動きやすいことが前提ですね。なのでデザイン面でも、襟の部分を5ミリ単位で調節したり、股の浅さや股下の縫込み方法も指定させていただいたりして、カッコいいだけじゃないオーダーユニフォームを作っていただきました。」

「お客さんは口をそろえて『カッコいいですね』といってくれますね。あとは『あのユニフォームを着てみたい』とかも話で聞いています。私たちが変えたのが3年くらい前で、近辺の会社さんも続々とユニフォームを推進していると感じます。そういう意味では、周りにも影響を与えられたのかなと思っています。」

03.

COMPANY

有限会社片上工務店

1961年に創業して以来、とび、土工工事業で建築業界を支える。60年以上にわたって培った専門的な知識とノウハウで単なる請負に留まらずパートナーとして積極的な提案で複雑な現場でも質の高い安全な足場をスピーディーに実現する。

  • 設立:1961年(昭和34年)
  • 愛媛県新居浜市西の土居町2丁目9番33号
  • WEBSITE
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